中学生の校外学習

5月 21st, 2010


みなさんこんにちは

今日の阿見町は、快晴。

初夏の汗ばむような暑さになりました。


館内には、外の暑さとはうらはらに、いつも違う雰囲気が漂っていました。

今日は、初めて中学生の生徒さんに展示解説をするからです。


小学生に案内経験のある解説員さんも戸惑い気味。

自分が中学生のときどんな勉強していたか?

どうしたら中学生にわかりやすく説明できるだろうか?と不安な様子。


しかし、そこはたくさんのお客様をお迎えしてきた解説スタッフ

学校では学べない阿見町の歴史と戦争の怖さを伝えられたら

いいなということになりました。


午後、いよいよ中学生の到着です。

来館していただいたのは、土浦市にある常総学院中学校3年生の

生徒さん38名です。





最初に元予科練生のお話を聞きます。

どの生徒さんも熱心にメモを取りながら聞き入っていました。



それから、展示室を回ります。

下の写真は、予科練生の訓練風景や教育の様子を展示した部屋です。

予科練生と同世代の中学生、試験問題や当時の

教科書やノートを食い入るように見ていたのが印象的でした。 



映像の部屋に入る前のわずかな待ち時間もメモを整理する生徒さんたち


1時間半かけて7つの展示室を見学して疲れたと思いきや、

その後、自分の印象に残った部屋をもう一度見てまわりました。


自分たちが学ぶ学校のとなり町の歴史について、いろいろな事を感じとって

いただいたような気がします。



これから高校、大学と進学して社会に出て行くと、

楽しいことや困難なことをたくさん経験していくと思います。

そんな時、自分の命を懸けて猛訓練や猛勉強に励んだ

予科練生のことを思い出してほしいと思います。



いろんな経験を積んで素敵な大人になってほしいと願っています。



中学生最後の1年が素晴らしい年になりますよう、スタッフ一同

応援しています。