館長挨拶
豊かな自然に恵まれた当町は、大正時代に霞ヶ浦海軍航空隊、昭和14年には海軍飛行予科練習部(予科練)が、翌年には土浦海軍航空隊が設置され、海軍のまちとして全国的に知られるようになりました。
阿見町予科練平和記念館は、予科練の歴史や阿見町の戦史の記録を保存・展示するとともに、次の世代に正確に伝承し、命の尊さや平和の大切さを考えていただくことを目的として、平成22年(2010年)2月2日に開館し、今年16年目を迎えました。
戦後から80年を経過し、実際に戦争を体験していない世代が大部分を占める世の中になりましたが、世界に目を向けると、戦禍の中にある国や地域があります。そのような中にあって、戦争の悲惨さを未来に継承していくことは、戦争の惨禍を二度と繰り返さないためにも、現代に生きる我々の責務です。
昨年度には屋上防水・外壁改修工事のため臨時休館をしておりましたが、令和8年2月1日からは通常通り開館をしております。館内の各展示室やロビーには、新たに子ども向けの解説パネルを設置しました。
当館の入館者数はコロナ後、徐々に増加しており、当館でも撮影が行われた映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」公開後は、映画をご覧になって来館されたお客様が増え、開館以来の累計は78万人を超えました。入館者は若い世代も多く、「戦争とは何か」「平和とは何か」を今一度考えていただければと思います。
阿見町予科練平和記念館は、悲惨な戦争を繰返すことのない平和な社会の建設に寄与するため、命の尊さと平和の大切さを発信し続けてまいります。
職員一同、皆様のご来館をお待ちしております。
令和8年(2026) 4月
阿見町予科練平和記念館 館長 大塚 淳