6月になり、間もなく梅雨入りかと思っていましたら、今年の関東地方の梅雨入りは平年より遅れるようです。
この時期当館周辺では多くのツバメが颯爽と宙を舞い、展示しているゼロ戦模型の周りを飛び交っています。そのまま上空に目を向けると、天高くトビが円を描きながら滑空しており、思わず大空にあこがれた当時の少年たちに思いを馳せていました。
6月10日は「阿見大空襲の日」です。今から80年前の昭和20年6月10日、阿見町は大規模な空襲に見舞われ、土浦海軍航空隊のみならず、民間の犠牲者も多くありました。
阿見大空襲を多くの方に知っていただき、後世に伝承するするため、毎年大空襲のあった6月10日は無料で開館しています。この機会に当館にお越しいただき、予科練や阿見大空襲のことを知っていただければと思います。
また、現在開館15周年記念として開催している特別展「ペンを剣にかえて-海軍予備学生の軌跡」は6月15日(日)が最終日です。是非ご来館いただき、「海軍予備学生」の姿も知っていただけたらと思います。
多くの皆さんにご観覧いただき、戦争の悲惨さと命の尊さや平和の大切さを改めて考えていただければと思います。