イベント報告「音楽鑑賞会」

11月 1st, 2013

 なんだか11月になりました、という感じなのですが、皆様はいかがでしょうか。今年も残すところあと2ヶ月です。やり残しのないよう、しっかりと平成25年をまとめていきたいものです。 

 しかし、時が経ったのも当然のことで、予科練平和記念館で7/27(土)から始まった特別展「空をめざした少年たち-陸軍少年飛行兵と予科練」は去る10/27(日)、無事に3ヶ月の会期を閉じました。

 会期中には2万人を超える大勢のお客様にご来館いただきました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 今後も展覧会やイベントの充実に取り組んでまいりますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 これからご紹介する「音楽鑑賞会」も特別展初日に開催されました。特別展の成功を導くかのように、すばらしい音楽鑑賞会となりました。

 今回は、中村めぐみさんに歌唱をお願いする会でした。

IMG_3114 

 中村さんは、学生の時から西洋音楽を引き続き学んでこられました。最近では介護の現場でもボランティア歌唱を続けてきたそうですが、高齢者を活性化させる手段として音楽がたいへん有効であることを再認識するとともに、軍歌についてご自身の認識を改めたということです。

 つまり、戦争を経験しない世代の中村さんにとって、戦争のあった時代に生まれた軍歌というものを通して、かつて間違いなくあった戦争の時代を想像することができ、必死に時代と向き合った人々の思いが伝わってくる、即ち時代文化を直観する財産として軍歌を見直すようになったそうです。 

 このことは、右翼的な軍歌賛美の態度でないことはもちろん、戦争また戦争の時代の事実を正確に後世へ伝承し、先人が遺してくれた戦争のない社会を後世に引き継ぐという目的に寄与しようする予科練平和記念館の活動主旨にまったく合致するものでした。

 現在、さいたま市にお住まいの中村さんはご両親とともにご来館されました。

IMG_3106

 音楽鑑賞会が始まろうとする夕べには、まるで暑気払いをするかのようにさっと夕立が走り、たいへんフレッシュな空気に満ちていた予科練平和記念館の内外でした。

 演目をご紹介すると「学徒動員」「ああ紅の血は燃ゆる」「若鷲の歌」「明日はおたちか」「同期の桜」「靖国神社の歌」「リンゴの唄」「故郷」の8曲を歌っていただきました。

IMG_3115

 歌う声もさることながら、歌唱の前に一つ一つの曲に対する中村さんの思いが披露され、その真摯な姿勢に参加者皆が共感し、また感動することができたと思います。

 これまで予科練平和記念館では「レコード鑑賞会」として音楽的なイベントを開催してきましたが、レコード鑑賞とはまた異なる、新しい一歩を中村さんのお力を借りて記すことが出来ました。

IMG_3120

 すばらしい音楽鑑賞会を授けてくださった中村めぐみさん、どうもありがとうございました。

 改めて、心より御礼申し上げます。