館長日記

4月 13th, 2011

大震災発生より一ヶ月が過ぎました。
被災地はまだまだ大変な生活をしております。断水、停電、食料品と燃料の
不足、生活に必要なものが不自由しております。

ここ予科練平和記念館周辺は、特に大事には至らなかったので、かなりの
物資が流通するようになりましたが、物の有難さ、節約の大切さを身を持って
体験しました。

“喉元過ぎれば、、、”と申します。

予科練生が国のため、家族のため、そして平和のため身を挺して戦地へと
飛び立った事を考えますと、私たちは被災地の人々のことを思い、
心をひとつにし、一日も早い復興を願わずにはいられません。

霞ヶ浦の水もぬるみ釣り人を見かけるようになり、春霞のなかにうっすらと
筑波山が姿をとどめております。
また、海軍道路の三本の大木の桜は、今年も綺麗に満開となり、当時を
偲ばせております。

“必見、、、”

大震災により皆様には大変ご心配をお掛けしましたが、平成23年4月19日より
開館することとなりました。
多くの人たちに予科練生の思いを届けたいと思います。
職員一同ご来館をお待ちしております。

平成23年4月13日  
館長 糸賀 富士夫