阿見大空襲の日と収蔵資料展

6月 16th, 2019

今年も6月10日を迎えました。

今から74年前の昭和20年(1945年)の朝に、当時予科練生が訓練を行っていた土浦海軍航空隊と周辺地区が米軍のB29爆撃機による大規模な空襲を受け、370余名の方が亡くなりました。

当時の様子を調査した当館歴史調査委員に伺いましたが、聞くに堪えがたい惨状であり、ただただご冥福を祈るのみでした。こののどかな町にも戦争による悲惨な出来事があったことを忘れてはならないと、改めて感じたところです。

当館ではその空襲の資料展示及び再現した映像を放映するとともに、その惨状を忘れず伝承するため毎年6月10日は無料開館日としております。

 

当館にはご遺族の方などから寄贈された遺品等の資料約1万5千点を収蔵しております。その中には予科練以外の資料も多数存在します。これらの未だ展示されていないものを中心に、毎年前後期2回の収蔵資料展を開催しております。

本年度前期の収蔵資料展は「それぞれの記憶」と題し、ご寄贈いただいた方々の資料に籠められた「記憶」や「想い」を感じ取っていただければと企画したものです。

9月1日まで開催しておりますので、ぜひご来館ください。

 

今年も平年並みの梅雨入りとなりました。体調管理には十分気を付けたいものです。

当館周辺のいたるところで紫陽花が色づきました、白、青、紫、ピンク・・・。

皆様方のご来館をお待ち申し上げます。