終戦記念日

8月 15th, 2012

みなさんこんにちは。

学芸員Wです。

今日は67回目の終戦記念日です。

いろいろな方がそれぞれの思いで過していらっしゃるとおもいます。

穏やかな一日になりますように、お祈りしています。

 

予科練平和記念館は本日無料でご覧いただけます。

展示をご覧になって、普段は意識することが少ない“戦争”というものに、

改めて思いを馳せてみませんか。

 

 

 

近くのハス田には、ハスの花がきれいに咲いています。

 

 

グリーンとピンクと白の色合いがなんともやさしく涼しげで、すてきです。

 

 

さて、予科練平和記念館に学芸員実習の大学生がきてくれています。

学芸員の資格を取るために必要な実習で、実際に学芸員の仕事を手伝って

実地的なノウハウを学ぶものです。

 

ほこりをかぶった状態で寄贈された軸をクリーニングしています。

とても一生懸命話を聞いてくださって、お仕事も丁寧なので、

大変助かっています。

ブログを更新するのもお仕事の一つということで、今日は彼女に参加していただきました。

 

 

はじめまして。学芸員実習のために、一週間予科練平和記念館にお世話になっています。

右も左も分からないありさまですが、学芸員の方々や職員の方々には、非常に多くのことを教えていただきました。毎日が初めて知ること、体験することの連続で、大変勉強になっています。

実習期間もあと少しとなりましたが、最後まで真剣に取り組み、一つでも多くのことを学んで帰りたいと思います。

 

 

実習は残念ながら今日までとなってしまい、寂しい限りです。

浅学の私Wがお伝えできることはわずかですが、少しでも

学芸員という仕事の責任や奥深さを感じていただけたら嬉しいなと思っております。

 

実は彼女に教えてもらったことで、とても印象に残ったことがあります。

彼女の大学は東京九段の靖国神社の近くにあるそうですが、毎年この時期になると、

神社で年配の方がじっとうつむいて座っているのをよく見かけるそうです。

 

その方はどのような思いでそこにいらっしゃるのか。

私のようなものには、その方の深い思いを推し量る術はありません。

けれども、そういう方がいらっしゃることを、心のどこかにきちんと留めておかねばならないと、

この話を聞いたときに思いました。

 

 

最近、昭和な装丁に惹かれて買った松下幸之助著『道をひらく』という本に

こんな言葉を見つけました。

 

ながい一生のうちに 人はいくたびか

自分の将来を左右する岐路に

血のにじむ思いで 立たねばならない

ながい歴史のうちに 国もまた いくたびか

みずからの行くすえを鋭く見きわめるべき

意義深い時期に みまわれるー

 

あなたはいま 何をもとめて日々努力し

日本はいま 何をめざして進んでいるのだろうか

ともに育ち ともに暮らしているこの国を愛し

日本人自身のすぐれた素質を大切に思うならば

政治家も経営者も 勤労者も家庭の主婦も

おたがい 他にのみ依存する安易な心をすてて

みずからが果たすべき責任にきびしく取り組もう

この国日本の 百年の計をあやまらないために

 

 

松下幸之助さんは、みなさんがよくご存知のパナソニックグループ

(旧松下電器産業)の創始者です。

私が生まれる前に書かれた本ですが、まるで今の日本の状況を

見ているかのような言葉だと思い、驚きました。

 

先の大戦から67年。

東日本大地震から2回目のお盆です。

 

この時期になるといろいろ考えることがあるのは、天国から懐かしい方々が帰っていらして、

何かささやいてくださっているからかもしれませんね。

みなさんは、今日をどのようにお過ごしになりますか?