休館中の出来事① 予科練平和学習作文コンクール

5月 15th, 2021

 休館中の出来事を紹介します。

 

 4月29日一般社団法人土浦青年会議所4月例会「予科練平和学習作文コンクール」表彰式に出席してまいりました。

 

 一般社団法人土浦青年会議所様は、平和学習として、次世代を担う子供たちに戦争に関する歴史を学ぶ機会をつくり、戦争の惨禍を次代に伝えていく取り組みを行っています。その一環として、小中学生を対象に予科練平和学習作文コンクールが開催されました。

 

 表彰式は、時節柄リモートで行われ、入賞したお子様たちも各ご家庭から出席していました。私も予科練平和記念館館長賞の表彰を行いました。人生で初めて、自分の名前が贈呈者になった賞状です。
 入賞されました皆様、おめでとうございました。 

 

 また、当日は当記念館歴史調査委員中川龍氏が、予科練の史実を後世に語り継いでいかなければならないという強い気持ちを込めて、「知られざる予科練~純真無垢な少年達の辿った道~」と題した記念講演を行いました。

 

 次世代を担う子供たちに、戦争に関する歴史を学ぶ機会をつくる今回の作文コンクールは、戦争の惨禍を次代に伝え、平和に対する意識を高める取り組みとして、当記念館の設立趣旨とも合致する企画であり、一般社団法人土浦青年会議所中川理事長様を始め、青少年育成委員会稲本委員長様、関係の皆様には心から敬意を表します。 

 

 さらに、5月8日には、今回の予科練平和学習作文コンクール開催を記念し、オリーブの木の記念植樹が当記念館敷地で行われました。オリーブの花言葉が「平和」であることから、記念樹に選ばれました。記念植樹の場所は、陸上自衛隊武器学校雄翔館側に屋外展示されている回天模型の脇です。

 応募された作文を読ませていただきましたが、戦争の惨禍を二度と繰り返さないためにも、時代を担う子供たちに、戦争の歴史、命の尊さと平和の大切さを伝えていくことが、現代に生きる我々大人の責務であるということを改めて感じました。当記念館としても、戦争の歴史を正しく後世に伝え、命の尊さと平和の大切さをさらに積極的に発信していかなければならないと誓ったところです。

 オリーブの木は、平和の象徴です。植樹したオリーブの木の成長とともに、平和学習の取り組みの輪が広がり、戦争のない平和な地球となることを祈ります。

 

令和3年度館長日記を始めます

5月 13th, 2021

 本日から館長日記を始めます。記念館での出来事、話題などをお伝えいたします。どうかよろしくお願いいたします。

 まずは、皆様にお詫び申し上げます。
 予科練平和記念館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として発出されている緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などを踏まえ、人流を抑制する観点から、当面の間、臨時休館とさせていただいています。
 ご来館を予定していた皆様には、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
 何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 また、ご来館の予約受付につきましても、現在のところ再開の時期が決まっていませんので、個人様、団体様ともに中止させていただいています。
 再開等の情報は、当記念館ホームページ、フェイスブック、ツイッター、あみメール等でお知らせいたします。

 昨年もこの時期臨時休館させていただいていました。
 しかし、今年は昨年と状況が違います。昨年は、得体の知れない疫病に対する恐怖しかありませんでしたが、今年は、敵の正体が判明し、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっています。少しずつ、良い方向へ向かっています。
 まずは全世代にワクチン接種が行き渡るまで、さらにワクチン接種が完了しても気を緩めず、コロナウイルス感染症予防のために、「しっかりマスク」、「しっかり手洗い」、「3密(密集・密接・密閉)を避ける」、「こまめな換気」を実践して、コロナウイルス感染症から身を守りましょう。