ー終戦の日ー

8月 16th, 2011

毎日、暑い日が続きます。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

熱い夏がやってまいりました。

66回を迎える終戦の日、
何かを思い、何かを感じるのは私だけでしょうか。

元予科練生をはじめ、戦争体験者のほとんどの方々が
80歳を過ぎました。ようやく当時の様子や時代背景を
語り始めたそうです。
命の尊さ、平和の大切さを後世に伝えなければ
という思いが強くなったそうです。

あまりにも平和な時代への警鐘でしょうか。

私たち戦後生まれの人たちは、ほんとうに平和な時代を過ごして来ました。
先人たちの偉業を一度は深く思いやることも必要ではないでしょうか。

昨年、茨城県立竹園高校演劇部が上演した”白雲ととどまりて”
ある予科練生の遺書(当館所蔵)を基にした舞台でとても感動した好演でした。

今年も水戸の県民文化センターで上演されました。
同世代の少年たちが国のため、家族のため、平和のためと
尊い命を亡くしました。その事実をしっかりと受け止めた彼らは
昨年よりも迫力を増し、深みのある上演でした。

今の少年たちも昔の少年たちのように夢を追い、生まれてきたことに
喜びを感じているようでした。

一人でも多くの若者が、今の平和が多くの犠牲のうえあることを
感じて欲しいと思います。

まだまだ、暑い日が続くようです。お体をご自愛のうえお過ごし下さい

土門拳のまなざし -戦中、戦後と”幻”の写真ー
10月30日まで開催中です。