博物館実習中です

8月 28th, 2020

みなさんこんにちは。

学芸員Yです。

毎日暑い中にも秋の気配を感じるころとなりましたね。

いかがお過ごしでしょうか。

朝晩の風の涼しさ。日暮れとともに聞こえてくる虫の声。

日没も早くなってきました。

2020年の夏も過ぎようとしていますね。

 

前回のブログ更新が7月。

まめに更新したいと思いつつも、日々コロナ対策と問い合わせ対応に追われてしまっていました。

時間が驚くほど速く過ぎるので、予科練平和記念館のどこかに時空のゆがみが

あるんじゃないか、と検温用のサーマルカメラで探してしまいそうになります。

たまる一方の仕事と問い合わせ対応のための資料が机の両端に積み重なり、

新たな地層が出現中。

コロナ…どこでも大変ですよね…。

みなさん本当に本当にお疲れ様です。

 

さて、今週火曜日から博物館実習が始まりました。

博物館実習は、学芸員資格取得のために実際の博物館で実習を行うものです。

今年は2名の大学生が実習に来てくれています。

先日は当館の歴史調査委員大橋さんによる講義に続き、元予科練生のお話を聞きました。

 

 

大橋さんは、歴史を伝えるということ、その中で学芸員が果たす役割について

お話をしてくださいました。

また、元予科練生の戸張さんは、予科練とはどのようなところだったのかを

ご自身の体験も交えて伝えてくださいました。

 

 

実際に体験された方のお話は、どんな解説文よりも説得力がありますね。

戦争の歴史を伝える博物館、資料館は、今後どのように語り部事業を行っていくか

悩みどころです。

戸張さんには、ご無理のない範囲でこれからも多くの方に体験を伝えていただけたら

ありがたく思います。

まさに予科練平和記念館の宝物です。

 

 

博物館実習3日目の昨日は、資料のクリーニングとデータ入力を行いました。

クリーニングするのは、阿見村と合併する前の旧朝日村役場の行政文書です。

昭和初期に作成された文書の一部を予科練平和記念館で保管しているのですが、

時間がなくてなかなか細かくクリーニングしてあげることができずにおりました。

こうして学生さんが来てくださるととても助かります。

 

一枚一枚刷毛をかけてほこりを落とし、傷み具合をチェックしていきます。

慎重に慎重に進めてくださっています。

 

 

 

紙がもろくなっているので最初は触れるのに緊張しますが、

クリーニングの数をこなしていくと、どこに気を付けて

どのように扱えばよいかの感覚がだんだんと身についてきます。

 

文書のクリーニング作業は非常に地味で時間もかかるものです。

でも、この手間こそが未来へ資料を伝えていく基礎になります。

 

博物館での展示等で一般の方の目に触れる資料は氷山の一角です。

見えないところにも様々な資料が眠っていて、そうしたすべてをできる限り未来へつなげていくのが

学芸員の大切な業務になってきます。

 

 

クリーニングと同時に、資料の写真データに資料番号を入力する作業も行います。

 

 

 

こちらも手間のかかる作業なのですが、手際よく進めていただいてとても助かりました。

 

 

本日は展示の監視や窓口業務を体験中。

大きな博物館であれば、こうした業務は専任の職員を配置するのですが、

私どもは小さな館なので、学芸員も館のすべての業務にかかわります。

内側の仕事とはまた違った角度から、展示やお客様の導線なども考えることができるのではと

思っております。

 

 

実習最終日の今週土曜日には、ご本人たちがこのブログと館の公式Facebook、Twitterに

登場します。

もしよろしければ、こちらもご覧いただけましたら幸いです。

 

 

まだまだ暑い日が続いています。

水分、塩分、睡眠、栄養をしっかり摂って、みなさんどうぞお元気でお過ごしください。

 

 

戦後75周年記念展示開催中です

7月 21st, 2020

みなさんこんにちは。

学芸員Yです。

記録的な大雨となり、各地で大きな災害が起きましたね。

ニュースで被災地の様子が映るたびに、自然の強さの前に圧倒されます。

被害にあわれた方はどれほど怖くて、どれほど悔しくて、どれほど無念だったか。

察するに余りあります。

心よりお見舞い申し上げます。

 

 

先日、公益財団法人海原会の専務理事長さんとお話をする機会がありました。

毎年、予科練戦没者慰霊祭を5月下旬に行っていらっしゃるのですが、

今年はコロナウイルスの関係で例年通りの開催は見送り、関係者のみで執り行ったとのことでした。

お写真を拝見しましたが、予科練戦没者の慰霊に真摯に向き合う姿が感じ取れて、

亡くなられた予科練の皆さんも喜んでいらっしゃるのではないかなと思いました。

 

 

また、このような話もしてくださいました。

毎年慰霊祭に出席されている元予科練生の弟さんから、コロナウイルスに関して

国から支給された特別定額給付金10万円を海原会をはじめ各慰霊団体等へ全額寄付する、という

お申し出をいただいたそうです。

 

“特別の被害を受けているわけでない自分が受け取るものではないので、

予科練戦没者の慰霊のために使ってほしい。“

 

この方のお兄さんは1930(昭和10)年に予科練に入隊、

1938(昭和18)年に24歳の若さで大空に散っていかれました。

当時まだ10歳だったこの方に、詳しいことは知らされなかったのかもしれません。

月日が経ち、偶然書店で見かけた本の中にお兄さんの名前を見つけたことがきっかけとなって

本格的にお兄さんの人生と向き合われたようです。

 

お兄さんのご遺品の中には、小さな女の子を抱いたお兄さんの写真と、同じ女の子を抱いた

女性の写真がありました。

諸々の事情で入籍が叶わなかったお兄さんとその女性。

写真は、真珠湾攻撃後の休暇後にたった一度だけ撮られた親子写真でした。

 

女性は再婚し、時間が経つにつれ徐々に縁遠くなってしまいました。

思い立って尋ねあてた時には、女性も、その娘さんも彼岸へ旅立たれた後だったそうです。

 

二人を探す過程で得た写真や遺品をお兄さんのお墓におさめ、

72年ぶりに3人が一緒になったとのことでした。

 

事実は小説よりも奇なりと申しますが、このようなこともあるのだなぁとしみじみ思った

エピソードでした。

給付金の生かし方もすてきだなと思いますし、何よりも、そういうお気持ちを寄せていただくことが

予科練戦没者の慰霊にご尽力なさっておられる海原会さんの力強い後押しになるのではないかなと思いました。

以前のように、一般の方も参加できて、参加者全員で予科練戦没者をしのぶことができる素晴らしい慰霊祭が

早く復活できますように、願ってやみません。

 

 

 

 

さて、予科練平和記念館では、館内20世紀ホールにて「戦後75年交流企画

7つのテーマで知るシベリア抑留 平和祈念展示資料館所蔵資料展」を開催中です。

新宿にある総務省委託平和祈念展示資料館が所蔵している資料を、予科練生の

制服の7つのボタンにちなんで7つのテーマで展示しています。

 

シベリア抑留者とは、戦争が終結したにも関わらず、シベリアを

はじめとする旧ソ連やモンゴルの極寒の地に抑留され、乏しい食事と

劣悪な生活環境の中、過酷な強制労働に従事させられた約57万5千人の方々です。

そのうち、約5万5千人が栄養失調や伝染病などで命を落としました。(チラシより)

 

極寒の地の厳しさ、人間として扱われない不条理さ、その中でも希望を失わずに

故郷へ帰ろうとする人たちの強さが、展示された資料から伝わってきます。

 

 

 

 

現在はコロナウイルスの関係もあり、なかなか以前のように都内まで

気軽にでかけるという感じでもなくなってきていますので、

茨城にいながらシベリア抑留の実物資料が見られるのも、貴重な機会かなと思います。

平和祈念展示資料館の担当の方々が一生懸命作ってくださった展示です。

お近くにお越しの際には、ぜひご覧ください。

 

※予科練平和記念館の入館チケットでご覧いただけます。

 

 

Twitterはじめました

6月 24th, 2020

みなさんこんにちは!

学芸員Yです。

急に暑かったりじめじめしたり・・・体調を崩しやすい日が続いていますが、お変わりありませんでしょうか。
人間には少し憂鬱な季節でも植物にとっては気持ちのいい時期のようで、

記念館の周りの木々の緑がいきいきのびのび、ますます濃くなってきました。
小雨が降る日などはさらに緑が鮮やかになり、館内から見ているととても癒されます。

 

 

 

昨日は沖縄慰霊の日でしたね。

日中、品の良い小柄な年配のご婦人が記念館にお見えになりました。

帰り際にぽつりと「戦後の生まれの私にとっても、胸にくる内容でした」とおっしゃり、

小さく頭をさげてお帰りになられました。

戦時の記憶を伝えていくということがどういうことなのか、

75年という年月がどのようなものなのか、考えさせてくださったお客様でした。

 

今年は戦後75年という節目の年ということもあり、

マスコミの方からのお問い合わせを結構いただいています。

記念館自体の取材ではなくて、元予科練生を紹介してほしい、といった内容が多いです。

ご紹介できる方が、私が以前記念館に勤務していた7年前よりも、がくっと減ってしまっていることに

改めてさみしさを感じています。

 

さて、予科練平和記念館は今月9日(火)に再開することができました。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、館内では各展示室に定員を設けたり、

ソーシャルディスタンスの確保をお願いしたりしておりますが、

お客様がこころよくご協力くださり、大変ありがたく思っております。

 

お客様のご協力が得られていることと、今は1年の中でもお客様が少ない時期だということもあり、

新型コロナウイルス対策がなんとか取れている状況ですが、

これから団体でいらしてくださるお客様が増える時期ですので、

どのようにしたら安全を確保できるのか、模索を続けています。

 

その一環として、ご来館くださるお客様にマスクの着用をお願いすることが決まりました。

暑い時期にマスクをお願いするのも心苦しいところですが、ご協力いただけましたら幸いです。

 

また、館内の人数によっては入場制限をさせていただく場合がありますので、

状況を早く細かくお伝えできるよう、Twitterをはじめました。

基本的には開館中の情報をお伝えする予定ですが、

せっかくのTwitterなので、たまに館の様々な情報をはさんでいこうかなと思っております。

 

予科練平和記念館公式ツイッターはこちら

↓↓↓

https://twitter.com/yokarenpmm

 

 

また、Facebookのページは以前からありましたが、不具合が生じたため

新しいアカウントで再始動いたしました。

 

予科練平和記念館公式Facebookはこちら

↓↓↓

https://www.facebook.com/people/%E4%BA%88%E7%A7%91%E7%B7%B4%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8/100052365353925

 

もしお暇なときがありましたら、ご覧いただければ幸いです。

 

このブログを更新しているときに、とても嬉しいことがありました。

以前一緒に予科練平和記念館で働いてくださった仲間が来てくれたのです。

7年ぶりの再会でしたが全くお変わりなく、当時の話もできてとても心和むひと時でした。

現在は民生委員をやっていらっしゃるそうで、その関係で海軍の資料を託されたとのことで、

記念館に寄贈してくださいました。

こうしてつながりがまた一つ再生されたのが本当にうれしくて、元気がでました。

ちょうど今日はOさんと一緒に働いてくださっていたTさんも勤務されていたので、

プチ同窓会のようで楽しかったです。

 

Oさん、来てくださってありがとうございました!

これからもどうぞよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

予科練平和記念館のブログを再開します

6月 10th, 2020

みなさんこんにちは。

本日から予科練平和記念館のブログを担当します学芸員Yです。

このブログでは、みなさんに予科練平和記念館をもっと身近に感じていただけるよう、

館の日々の業務や資料のあれこれ、スタッフや売店商品の紹介などの情報を発信していきたいと思います。

みなさんと予科練平和記念館をゆる~くつないでいければと思いますので、

のんびりお付き合いいただけましたら幸いです。

 

予科練平和記念館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館しておりましたが、

6月9日(火)より再オープンいたしました。

職員はマスク着用(窓口では手袋もつけています)、毎朝の検温、館内の消毒作業、

案内の中止等の対策をとっております。

 

窓口の様子です。

 

ご来館のお客様につきましても、アルコールでの手指消毒、連絡先の記入、入場制限、

ソーシャルディスタンスの確保、滞在時間の制限等のご協力をお願いしております。

また、展示は通常通りご覧いただけますが、触ったり読んだりすることができる資料は撤去しております。

本当は全部お見せしたい・・・!予科練についてもっと知ってほしい・・・!という思いはあるのですが、

そのせいでお客様を危険にさらすわけにもいきません。苦渋の決断です。

ご来館くださるすべての皆様にとって安心安全な環境となりますよう、ご来館の折には

ご協力いただけましたら幸いです。

 

さて、予科練平和記念館ブログの“中の人”私Yですが、4月1日から再び予科練平和記念館で勤務することに

なりました。

予科練平和記念館の開館時には主に展示制作と資料整理・保存全般を担当していましたが、

その後町のほかの部署へ異動となり、この度、7年経ってまた古巣へ戻ってまいりました。

予科練の代名詞7つボタンにも通じる他部署で過ごした年月で、得たものもたくさんあります。

その経験を、記念館でも生かしていけたらと思っております。

 

開館時にもブログを担当しておりましたので、もしかしたら「学芸員W」をご存じの方が

いらっしゃるかもしれません。

今回のブログより「学芸員Y」として活動してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本日は6月10日。75年前の今日、アメリカ軍の戦略爆撃機B-29の大編隊が阿見町に飛来し、

土浦海軍航空隊(現在の陸上自衛隊武器学校)を目標として10トン爆弾による大規模な空襲を行いました。

すさまじい爆風と爆撃にさらされた土浦海軍航空隊は大きな被害を受け、

予科練生や周辺の住民を巻き込んで300名以上の死傷者が出ました。

体験された方のお話を伺うと、まさに阿鼻叫喚という状態であったろうと思われます。

 

館内の展示室6では、体験者の証言をもとにした空襲の映像を上映していますが、

爆撃のシーンでは大きな音と共に頭上から爆弾がランダムに落ちてくるので、

個人的にも実際に体験したら本当に怖いだろうな…と思います。

この空襲でお亡くなりになられた方には改めて哀悼の意を表しますとともに、

記念館ではこれからも阿見町の空襲を多くの方にお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

この時期だけ、窓口に白いお花を飾ります。

 

 

今年は新年度からコロナウイルス対策のためにバタバタしており、気が付いたらあっという間に6月でした。

大変なこと、予期せぬできごと、心が痛くなる辛いできごとなど、毎日生きているとどうしても

何かしらはでてきますし、人間は物事を悲観的にとらえやすい性質があるので、

(『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 ハンス・ロスリンク著

日経BP社 2019 思い込みや古い知識が現状認識をゆがめてしまうことがよくわかります。

オバマ前大統領やビル・ゲイツおすすめもうなずける一冊。読みやすくて目からうろこが落ちまくること

うけあいです!)

ともすれば世界が悪い方向へ向かっているように感じてしまいがちですが、

物事は多面体でどこに光を当てるかによって見える事象が違ってくるので、

誰に何を言われようと、なるべくすてきなところに光を当てていくぞ!と思う今日この頃です。

 

これからもこうしたブログを不定期ですがアップしていきたいと思います。

長文最後までお読みいただきありがとうございました。

気温や湿気が高い日が続いています。

皆様と、コロナウイルスや熱中症が無縁でありますように。

ご自分優先で、どうぞご自愛くださいませ。

 

イベント開催のお知らせ

3月 14th, 2017

みなさん、こんにちは。

 

最近は、あたたかくなったり、さむくなったり、せわしい日が続いていますね。

花粉もたくさん飛んでいるようです。

筆者は最近くしゃみがとまりません。

 

さて、以前のブログにてご案内させていただいておりました、イベントのご報告です。

先日の3月11日(土曜日)に「おはなしとむかしあそびの会」を開催いたしました。

 

 

当日は、手作りおもちゃや、折り紙、バルーンアートなどでみんなで楽しくあそびました。

 

11時と14時からは、霞ヶ浦高等学校の演劇部の方々による絵本の読み聞かせも行いました。

 

毎回、好評をいただいております、おもちゃ病院も同時開催しました。

 

イベント当日は、200名近い方々にご来館いただきました。

ご参加いただいた皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。

 

 

 

続いて、次回開催予定のイベントのご連絡です。

 

3月26日(日曜日)に講演会「レイテ島の戦い」を開催いたします。

講演時間は、14時から15時30分の予定です。

参加無料です。事前予約等も必要ございませんので、当日お気軽にご来館ください。

前回開催の様子です。講演テーマは「占守島の戦い」

平成28年の9月18日に開催しました。

 

 

詳しくは、当ホームページの新着情報より、

「講演会 レイテ島の戦いを開催します」をご覧ください。

 

 

今後も、当ブログやホームページにて、イベント情報を掲載させていただきます。

当日の様子や、雰囲気を感じていただいて、行ってみてもいいかな

と思っていただけたら幸いです。

春一番

2月 21st, 2017

みなさま いかがおすごしでしょうか。

 

関東地方では、先週の2月17日に「春一番」が観測されました。

みなさまも経験されていらっしゃると思いますが、

当館周辺でも、それはもうすごい風が吹き荒れまして

零戦模型の説明看板が倒れてしまったり、隣の公園から回収したごみが吹き飛んでしまって、

散らばってしまったごみを拾い集めたり、いろいろ大変でした。

風に向って歩くと、体が斜めになりましたね。

 

 

 

さて、2月も半ばを過ぎました。

当館で行っているイベントのご案内です。

 

当館ホームページの新着情報にも掲載させていただいておりますが、

館内の情報ラウンジという無料でお入りいただけるエリアにて、

「いぶきの丘 まちづくり企画展」という展示を開催しております。

 

茨城県が阿見町で行っている「いぶきの丘阿見東(阿見吉原土地区画整理事業地)」

についての事業や、江戸時代に阿見町吉原へ仙台藩の伊達正宗がやってきたという

歴史記事なども紹介しておりますので、ご覧いただければ幸いです。

 

 

もうひとつ、3月11日(土曜日)に「おはなしとむかしあそびの会」を開催します。

 

バルーンアートや的当て、パチンコでみんなで遊んだり、絵本の読み聞かせをします。

バルーンアート、的当て、パチンコは10時から15時まで常時開催

絵本の読み聞かせは、午前の回11時~11時30分、午後の回14時~14時30分の2回開催です。

バルーンアートは、先生が色々な形のものを作ってくれますよ。

写真は昨年の2月のイベントのものです。

おもちゃの病院も同時開催します!

壊れてしまったおもちゃを、おもちゃドクターが治してくれますよ。

診察の受け付け時間は、10時~12時と13時~15時です。

 

「おはなしとむかしあそびの会」「おもちゃの病院」ともに参加無料、事前予約不要です。

当日お気軽にご来館ください。

 

こちらのイベントの詳細も、ホームページの新着情報に掲載させていただいております。

 

 

 

「春一番」の後にまた寒くなりまして、

19日の朝にほんの少しですが阿見町でも積雪がありました。

写真を撮ろうと思ったのですが、すぐに溶けてなくなってしまいました。

その日は、気温は低かったのですが、風が無くて穏やかな一日でしたね。

 

週末に向けて暖かくなってくるようです。少しずつ春の訪れが近づいてきているようですね。

 

開館7周年!

1月 29th, 2017

みなさま いかがおすごしでしょうか。

 

予科練平和記念館は、お陰様で、2月2日(木曜日)に開館7周年を迎えます。

 

予科練平和記念館は、平成22年2月2日に開館しました。

予科練の歴史や阿見町の戦史を後世に正確に伝承し、

命の尊さや平和の有り難さを考えていただく施設として

日々運営に努めてまいりました。

 

これからも、たくさんの方々に来館していただけるよう、

色々な取り組みをしていきますので、

予科練平和記念館をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2月2日(木曜日)は、無料開館日とさせていただいておりますので、

お近くにお立ち寄りの際は、是非ご来館ください。

通常は、日曜日と祝日にのみ、引き出して展示している「実物大零戦模型」を、

2月2日当日にも引き出し展示致します。

 

当館の目の前を通っている道路からも結構目立ちます。

 

当日は、晴れの予報ですので、予定通り引き出せると思います。

万が一、雨が降ってしまったり、風が強くなってしまった場合には

格納庫の中に引っ込めます。ごめんなさい。

 

 

 

更に、先日実施したイベントのご報告です。

1月28日(土曜日)にふゆやすみミニイベント「予科練こども会」を開催いたしました。

当日は、お天気に恵まれ、とても穏やかな陽気になりました。

館外では、ミニトレインが運行!

館内では、バルーンアートや手作りおもちゃ、おもちゃの病院などを実施しました。

腹話術とマジック!11時からと14時からの2回、開催をしました。

 

イベント当日は、延べ200人以上の方にご来館いただきました。

イベントに参加していただいた方々に改めて御礼申し上げます。

 

予科練平和記念館では、今後も色々なイベントを実施していきます。

詳細は、その都度ホームページの新着情報や、

当ブログに掲載していきますので、どうぞご覧ください。

 

 

皆様のご来館をお待ちしております。

イベント開催のお知らせ

1月 17th, 2017

みなさん、こんにちは。

 

先日には、数年に一度の強い寒気が日本の上空に流れ込み、非常に寒い日が続きましたね。

ちょうどセンター試験の日程にかぶってしまい、受験生の方々には厳しい試験となってしまいました。

思えば、私が以前センター試験を受験した際にも雪が降っていた思い出があります。

 

幸い、阿見町周辺では大きく空模様が崩れることはありませんでしたが、とても寒く、風も強くて空気が乾燥していますね。

 

 

さて、予科練平和記念館で定期的に開催しております、イベントのご案内です。

 

先日のブログにも書かせていただきましたが、1月28日(土曜日)に

子ども向けイベント「予科練こども会」を開催いたします。詳細が決定しましたので、ご報告いたしますね。

 

 

開催時間は10時から15時まで

当館に入っていただいて、すぐ右側にある「情報ラウンジ」という場所に

手作りおもちゃやバルーンアートをご用意してお待ちしております。

 

ビー玉迷路や的当てなどいろいろな手作りおもちゃがあります。

バルーンアートは先生たちが色々な形を作ってくれますよ。

 

おもちゃの病院も同時開催!

壊れてしまったおもちゃを、おもちゃドクターが診察して、治してくれます。

 

腹話術とマジックのショーも開催。

11時からと14時からの2回講演です。

 

ミニトレインも外で運行中!雨や雪が降ってしまったら中止です…。ごめんなさい。

 

全て参加無料です。

事前予約等も必要ございませんので、お気軽にご来館ください。

予科練平和記念館の展示も、小学生以下の方は入館料が無料になりますので、この機会に併せてご覧いただければ幸いです。

 

皆様のご来館をお待ちしております。

明けましておめでとうございます

1月 4th, 2017

新年あけましておめでとうございます。

 

お陰様で予科練平和記念館は、今年の2月2日をもちまして、開館7周年を迎えます。

 

今後も、貴重な予科練の歴史や阿見町の戦史の記録を保存・展示していくとともに、次の世代へ正確に伝承し、命の尊さや平和の大切さを考えていただけるよう、努めてまいります。

今後とも皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。

 

 

当館は本日1月4日より通常開館しております。

閉館日は毎週月曜日ですが、来週の月曜日(1月9日)は祝日のため開館いたしまして、翌日の火曜日が休館日となります。

 

また、各種イベントも開催しております。

企画展「旗と手紙」が館内20世紀ホールにて開催中です。

当館へご寄贈いただいた資料の中から、「寄せ書きされた日章旗」と「予科練習生の手紙」をご紹介しております。

出征する人へ、家族や親族、友人たちが、日章旗に名前や激励を寄せ書きして渡すことは当時、頻繁に行われました。

本展示では、その日章旗を4点、展示しております。

また、今回ご紹介している手紙は、丙種第六期海軍飛行予科練習生 桑原幸男氏が書かれた手紙です。

予科練卒業から、その後実践部隊に配属される間に家族へ送った手紙12点を展示しております。

開催期間は平成29年3月12日(日)までです。

 

1月28日(土曜日)に子ども向けイベント「予科練こども会」を開催いたします。

バルーンアートや手作りおもちゃなどをご用意してお待ちしております。

壊れてしまったおもちゃを治してくれる、おもちゃの病院も同時開催します。

どちらも予約不要、参加無料ですので、お気軽にご来館ください。

イベントの詳細は、改めてホームページでお知らせいたします。

 

皆様のご来館をお持ちしております。

 

予科練平和記念館

桜の季節

3月 21st, 2016

 みなさんこんにちわ。

 

最近は暖かくなってきまして、

いよいよ3月も終りに近づいてきましたね。

 

この時期は出会いと別れの季節です。

新年度から環境が変わって、新たな一歩を踏み出す方も多いのではないでしょうか。

 

 

自分のそういった記憶を思い出してみると、いつも頭に浮かぶのは、桜の花のイメージです。

今年ももうすぐ開花ですね。

 

阿見町には桜がたくさんありまして、満開になった桜はなかなか見ごたえがあります。

町内には、かつて日本海軍が植えた桜の木が残っている場所なんかもあります。

予科練平和記念館の敷地内にも桜の木が植えられているんですよ。

 

桜と言えば、日本海軍は桜のマークを使用していました。

予科練にもいろいろなところで桜の意匠が見受けられます。

例えば、予科練生が着用していた「七つボタンの制服」。使用されているボタンの意匠は桜に錨のマークです。

「七つボタンは桜に錨」と「若鷲の歌」にも歌われているんですよ。

襟のところにも桜に翼のマークが使用されていたりします。

 

他にもいろいろなところで使用されているので、当館にお越しの際には、

少し意識して資料を見てみると面白いかもしれません。

 

 

 

さて、予科練平和記念館では、去る3月13日の日曜日に、講演会を開催いたしました。

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普段は、元予科練生の方や、戦争体験者の方をお呼びして、当時のお話をお聞きするのですが、

今回は講師に、戦史を研究されていらっしゃる、阿見町在住の大橋良一さんをお迎えし、

太平洋戦争の硫黄島の戦いに焦点を絞った解説と考察を、講演というかたちで発表していただきました。

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ひとつの戦場をテーマとして、戦いの経緯や、指揮官の統率についてなど、一歩踏み込んだ内容の講演会となりました。

講師の大橋さんは、途中ユーモアを交え、会場に小さな笑いを巻き起こしながらも、

一つ一つ丁寧にわかりやすく解説してくださいました。

 

普段とは少し違う講演会となりましたが、とても有意義な講演会となったと思います。

当日お越しいただいた多くの来場者の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

講演会は今後も継続して開催していく予定です。

基本的には2か月に一度の頻度で開催しております。

事前予約等は必要ありませんし、参加無料ですので是非お気軽にご来場ください。