平和の使者

7月 22nd, 2010

みなさんこんにちは(^o^)

今日も予科練平和記念館のまわりには熱風がそよいでいました。

連日「酷暑」日が続いていますね。

せめて夏休みの子どもたちが外で安心して遊べるくらい、もう少しゆるやかな暑さに

なったらいいのにな・・・と思ったりします。


今日は、お隣の牛久市から39名の中学生平和使節の皆さんが

来てくださいました。

今年もヒロシマの平和式典に参加されるそうです。


最初に元予科練生の戸張さんがご自分の体験談をお話します。



NHK水戸放送局の取材があり、戸張さんのお話にさらに熱がはいります。

予定していた時間をオーバーしてしまいましたが、生徒さんたちは

一生懸命に聞いてくださいました。


中学生ぐらいの年齢では、普段の暮らしのなかでなかなか戦争ということについて

ふれる機会はそう多くないと思います。

もしかしたら「昭和」という時代も、歴史の教科書に載っている昔のこと、という

感覚があるかもしれません。

でも、実際に戦争の時代を当事者として生きた戸張さんのお話を聞くことで、

知識としての理解ではないリアリティを持った現実として、激動の「昭和」という時代を

身近に感じていただくことができたのではないかなと思います。


各展示室は当館の解説員がご案内しましたが、戸張さんは展示室のところどころでも

ご自分の体験を語っていらっしゃいました。



思いを伝えたいという気持ちがよくわかります。


この模様は、夕方6時10分から放送される

NHKいばらき県域デジタル放送「ニュースワイド茨城」にて紹介されました。


牛久市中学生平和使節のみなさん、広島も暑いと思いますので、

熱中症には十分気をつけて、たくさんのことを心で学んできてくださいね。

予科練平和記念館も、みなさんのまたのお越しをお待ちしています。



梅雨明けのラムネ色

7月 19th, 2010

みなさんこんにちは(*^_^*)

連休の最終日、いかがお過ごしでしょうか。

関東地方も梅雨があけましたね。

予科練平和記念館の上にも、きれいに晴れ上がった空が広がっています。

水色というよりは、もう少し情緒があるブルーで、

勝手に「ラムネ色」と名前をつけました。

お祭や花火大会で買って飲むラムネの味に色をつけるとしたら

こんな感じじゃないかなと思っています。



梅雨明けと同時に各地からさまざまなお祭のニュースが聞こえてきましたね。

朝、館の近くで立派なお神輿が運ばれているのを見かけましたので、

このあたりも今日はお祭なのでしょうか。

30度を越す真夏日が続いていますので、みなさんもどうぞ熱中症にはお気をつけください。



除草作業の方も、小さな木陰で一休み中でした。



さて、(ちょっと前ですが)当館ラウンジに資料を検索できるパソコンがはいりました。



タッチパネルで画面に触れていくと、館内常設展示室内に展示してある

資料の情報を見ることができます。

資料の説明文字が小さくて見えなかったという方は、ぜひこちらでもご覧ください。


現在は資料の情報のみ検索していただけますが、順次図書情報も

整備してまいります。


ラウンジは無料でお入りいただけますので、熱中症対策の

避難場所としてもぜひご利用ください(^_-)-☆


夏休み前

7月 15th, 2010

みなさんこんにちは(^o^)丿

ここのところ、雲間からのぞく空がとてもきれいな水色をしていますね。

お祭で売っているソーダ味のドロップのような色です。

梅雨明けが近いのかなと思います。


今週は、夏休み前の授業で町内の中学生が見学にきてくれました。



阿見中学校の2年生はクラスごとに見学しました。

中学生にとっては難しい戦争の話ですが、一生懸命に聞いてくれます。

小学生よりは大人びているけれども、まだまだかわいらしい生徒さんの

顔を見て、予科練生もこのぐらいの年から入隊試験を受けることができたんだなと

思うと、とても複雑な気持ちになります。



竹来中学校1年生は自由見学でした。

元予科練生のお話を聞いて、係員の説明を聞いた後、

それぞれに見学します。

お話をしてくださった元予科練生は、この中学校の

初代校長先生でもあります。


約半数が、小学校卒業前に学校行事で当館を見学してくれた

生徒さんたちでしたので、

中学校に入学して、たった3ヵ月半でこんなに大きくなるんだなぁと思って

ちょっと感慨深いものがありました。


当館の解説員Tさんの息子さんもこの中にいたそうです。

お客様をご案内しているお母さんの姿をちらちら見ていたんだとか。

いつもと違うお母さんの姿は、どんな風に映ったのでしょうか。

R君、お母さんとっても頑張っていますよ!

笑顔がすてきで、とってもすばらしいお母さんですよ!



話はかわりますが、今年は戦後65年目の節目の年です。

当予科練平和記念館では、元予科練生のお話を聞く会を開催する予定です。

詳細が決まりましたらHP上でご案内いたしますが、今のところ、

8月上旬の土曜日と、下旬の日曜日、1日2回の計4回、

館内の20世紀ホールで行なう予定です。

お話を聞いた後実際に予科練生に質問をする時間もありますので、

日頃聞いてみたいことや疑問に思っていたことがありましたら、ぜひご参加ください。


夏休み中の中学生の皆さんも、ぜひお越しくださいね。

65年前の中学生がどんなことを考えていたのか聞いてみるのも、

皆さんにとって大切な夏の思い出になると思います。


姉妹展

7月 8th, 2010

みなさんこんにちは(^o^)

今日は気温が30度を越してとても暑くなりましたが、

久しぶりにきれいな青空が見えて嬉しいですね。

予科練平和記念館のまわりのハス田に白い花が咲き始めました。

館内からも見えますので、これから楽しみです。


4月8日のブログ(http://www.yokaren-heiwa.jp/blog/?m=20100408)

でご紹介いたしました、吉岡玉子さんと熟田鶴江さんの

油絵姉妹展に先日お邪魔してきました。

お二人は、戦時中土浦海軍航空隊の近くにあった銭湯「亀の湯」で、

日曜日に外出してきた予科練生たちとよく遊んでいた姉妹です。


会場内には、お二人の絵がたくさん展示されています。


右側がお姉さんの玉子さん、左側が妹の鶴江さんの絵です。

過去の作品から最新作まで、とても見ごたえのある展示です。


お姉さんの玉子さんは、小さい頃から絵を描くのがお好きだったそうです。

描く対象の一番いいところをとらえて、優しくキャンバスに移しかえたような感じの

絵を描かれます。

光の表現も、まるで印象派の木漏れ日のようにやわらかで

あたたかい感じがします。

椿を描いた最新作は、ナイフを使った力強いタッチで花弁を表現しており、

落ち着いた深みのある画面の中に、静かな時間が流れています。


妹の鶴江さんは、お姉さんとは反対に小さい頃は絵が苦手で、

活発で行動的、いつも飛び回っているような女の子だったそうです。

具象画を描いていた初期から、すでにデザイン的な要素が見うけられますが、

現在は深い紺地のバックに鮮やかな赤の円、そして周りを取り囲むラインで構成された

画面の中に、いろんな素材のものをコラージュした、モダンで好奇心を感じる作品を

製作なさっています。


傘寿を超えてなおみずみずしい作品を生み出すお二人に、とても感動しました。

会場にはお祝いのお花がたくさん飾られていて、交流の広さがうかがえます。

これからもすばらしい作品を見せていただけたら、とても嬉しいなと思います。

予科練平和記念館のホールにも、お二人が予科練生を描いた作品が

展示してありますので、皆さんもご来館の際にはご覧になって

みてください。



お二人のこれまでを振り返る展覧会は今週日曜日までです。

お時間がございましたらぜひお立ち寄り下さい。


吉岡玉子 熟田鶴江 油絵姉妹展

2010年7月2日(金)~7月11日(日)

10:00~16:00(最終日は13:00まで)

阿見町立図書館2階視聴覚室及びギャラリー

(稲敷郡阿見町若栗1838-24 029-887-6331)



朗読劇

7月 4th, 2010

みなさんこんにちは(^^♪

予科練平和記念館の裏のハス田から、優雅な形の大きな葉っぱが

たくさん出て、風にわさわさそよいでいます。

そろそろハスの花も咲く時期になります。

とってもきれいなので、咲き出したらこちらのブログでご紹介しますね。


今日は、お隣の美浦村で「美浦平和のつどい」がありました。

美浦中央公民館の大ホールでは、『女優たちによる朗読「夏の雲は忘れない

ヒロシマ・ナガサキ 1945年」 』の公演があり、

予科練平和記念館も主催者の方のご厚意により、ロビーで

パネル展示をさせていただくことになりました。



館の紹介パネルと、予科練生が家族に宛てた手紙のダイジェストを

読めるようにしたものを展示させていただいたところ、手にとってくださる

方がけっこういらっしゃり、案内をお渡しすると「記念館行きました」と

声をかけてくださる方もいらっしゃいました。

ご覧下さった皆さん、どうもありがとうございました。

ちょうどプライベートで舞台を見に来ていた当館の展示解説員さんが

一緒に案内を配ってくれたので、たくさんの方に

予科練平和記念館をご紹介できたかなと思います。

Mさんどうもありがとう!



会場は開演前から長蛇の列です。

会場も満席。補助席も出ていました。


さてこの「夏の雲は忘れない」は、女優さん6人が、あの原子爆弾が落とされた夏の日、

きのこ雲の下でこの世の地獄を見た人たちの様々な手記を朗読していく舞台です。

その声は子どもになったりお母さんになったり先生になったり・・・

声にならなかった声になったり。

一瞬にして大切な家族や自分の命を失ってしまった

多くの人たちの声のアルバムを開いているような感じを受けました。

悲しい場面もたくさんありますが、それ以上に、人が生きるということについて

考えさせられます。


私が一番印象に残ったのは、原爆が投下されたその日の夜のヒロシマのお話です。


ろうそくの明かり一つない地下室にうごめく被爆者たち。

血のにおい、うめき声、「水をくれ」という叫び。

そんな地獄のような中で、若い母親が産気づきます。

真っ暗闇でお産を助ける道具もない中、

「私は産婆です。私がこの子を取り上げます」と言ったのは、

血まみれになってさっきまでうめいていた女性でした。

しらじらと夜が明けるころ赤ちゃんは産声をあげ、

産婆は静かに息を引きとります。

極限状態に生じたハレーションのような強烈な生と死の対比が、

声だけで表現されるのが本当にすごいと思いました。

多分このお話は、私が死ぬときまで覚えているのではないかと思います。


女優さんたちの語りかける声が、すっと胸の中に染みていくような舞台でした。

今の平和な生活の中で、私たちが決してないがしろにしてはいけないことに

もう一度目を向けさせてくれます。

これからもたくさんの場所で上演されるようですので、

ぜひ皆さんも一度ご覧になってみてください。


終焉後、大橋芳枝さん、大原ますみさん、長内美那子さん、山口果林さんの

4名が、お忙しい中時間をさいて当館に来てくださいました。

自分がさっき見た舞台に出演していた方とこんな近くでお会いできるなんて!と、

とても感激です。

やっぱり女優さんはすごいですね。目がとってもきれいで強いんです。

短い時間ではありましたが、皆さん時には涙しながら展示をご覧くださいました。

なんと、大橋芳枝さんのお兄さんは元予科練生なのだそうです。

こうしていらっしゃったのも、何かのご縁かもしれません。


女優の皆さん、関係者の皆さん、本日は本当にありがとうございました。

毎日暑いですがお体ご自愛くださり、多くの方に素晴らしい舞台を届けてください。

予科練平和記念館から応援しています。