戦没者を慰霊する碑

8月 4th, 2017

暑い日が続いていますが、お変わりないでしょうか。

8月15日は終戦の日です。戦後72年を迎えますが、この日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」として政府主催の「全国戦没者追悼式」が行われます。当館では入館料を無料といたしますので、ぜひご来館ください。

また、この日午後2時から記念館隣の広場で、『野外コンサート』を開催します。

町内にお住まいで箏奏者の我妻久美さんと友人の皆さんが演奏を披露します。無料でお聴きいただけます。

 

阿見町は霞ヶ浦海軍航空隊や土浦海軍航空隊など軍施設が集中していましたので、戦時中何度も空襲を受け多くの人が犠牲になりました。また出征した町民の方が多数戦死しています。

町内には戦没者を慰霊する碑が建立されていますので、ご紹介します。(「阿見と予科練」・「海軍航空隊ものがたり」から抜粋)

○『海軍航空隊殉職者慰霊塔』(零名録16巻 5573柱) 

場所は町立中郷保育所の隣で、旧海軍航空隊員の中で訓練等により殉職された方々の御霊が祭られています。敷地内には『霞ヶ浦神社の碑』や『山本五十六元帥歌碑』もあります。   

○ 阿見地区、朝日地区、君原地区、舟島地区にそれぞれ戦没者慰霊碑があります。

『阿見地区戦没者合祀之碑』(209名合祀)

『朝日地区戦没者慰霊之碑』(187名合祀)

『君原地区戦没者合祀之碑』(97名合祀)

『舟島地区忠霊塔』(111名合祀) 

○『被爆跡記念之碑』 

場所は青宿地区で、昭和20年6月10日土浦海軍航空隊を標的とした空襲では、予科練生が避難した壕を爆弾が直撃したため、多数の予科練生が亡くなりました。この方々を慰霊する碑です。

○『豫科練之碑』(全豫科練戦没者零爾簿約18,500柱) 

場所は陸上自衛隊武器学校内の「雄翔園」で、公益財団法人海原会(元予科練生の会)が建立し、戦死した予科練の仲間を慰霊する碑です。

○『元土浦海軍航空隊戦没者之碑』、『戦死者氏名之碑』

場所は法泉寺(土浦市)で、昭和20年6月10日の空襲で戦死された土浦・霞ヶ浦海軍航空隊関係者と町民の方を慰霊する碑です。隣接して『霞ヶ浦海軍航空隊戦没者慰霊碑』、『十三重供養塔』、『阿見町戦災被爆者供養塔』があります。

 

今月は夏休みに入っている小中学生向けに、2つイベントを開催します。

まず『おじいちゃんに聞こう!阿見の昔のはなし』です。日時は19日(土)午前10時から午後4時まで、記念館内情報ラウンジで開催します。

もうひとつ、夏休み講演会『飛行機はなぜ飛ぶの?ブーメランの不思議な飛行』を開催します。日時は、26日(土)午前11時からと午後2時から2回開催。記念館内情報ラウンジで開催します。

詳しい内容は新着情報をご覧ください。小中学生の皆さん!夏休みの宿題を相談できますよ。

 

「年間パスポート」の販売が始まります(今月11日から)。購入いただきますと1年間は何度でも入館できます。価格は大人1,500円、小人(小中高校生)900円で、記念館の窓口で販売いたします。