「さくら」と「おまつり」

4月 11th, 2013

おはようございます。こんにちは。もしくは、こんばんは。

4月に入りまして初めての当ブログの更新となります。

なかなか寒さが抜けない日が続いていましたが、ここ一週間で急に暖かくなり、ようやく春らしくなりました。暦の上では立春はずいぶん前に過ぎましたが、なかなか季節と天気は難しいです。

さてそんな中、春らしい名前のイベント「あみさくらまつり」の一日目が、去る4月7日(日)に、予科練平和記念館の敷地内で開催されました。

7日(日)、14日(日)の2週に渡るイベントの一日目で、お隣の陸上自衛隊土浦駐屯地武器学校も4月6日(土)、7日(日)に一般開放ということもあり、前日からまさにお花見シーズンと言った雰囲気。

 

 …の筈でしたが、前日土曜日は生憎の雨。風も強く、天気予報やニュースでは外出をお控えくださいとまで言われていました。本当に季節と天気は難しい。

 

   

 

春の薫風はどこへやら、急な天気の変化に不安を抱えつつ、当日の朝を迎えましたが…

 

 

 

 

 

  

晴れました。

ほっと胸をなでおろしはしたものの、前日同様に風は強く、じっとしていると飛ばされそうなほどです。

イベント名にもなっている桜は前日の雨と風でほとんどが散っており、葉桜が目立ちました。

のんびりお花見。とは言い難い天気となってしまい非常に残念です。

翌週14日(日)に控える「あみさくらまつり」2日目は、緩やかな天気になって欲しいものですね。

 

 

ところで、さくらと言えば、特攻機『桜花』や、軍歌『同期の桜』に表されるとおり、予科練や特攻隊とは縁のある花です。潔く散る姿が、武士の時代から続く自己犠牲の精神の象徴とされ現在でもさくらのイメージの一面として度々語られます。

また、現在ではそう言った意味は薄れてしまっていますが、「お祭り」の元々の意味は、神様や神霊を祀る「お祀り」と同じものです。口に出してみると「おまつり」で音も一緒ですね。

来週の「あみさくらまつり」に参加しつつ、予科練平和記念館や雄翔館で、散りゆく桜を見ながら予科練生に思いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか。 

 

予科練平和記念館について、これからの予定としては、4月13日(土) には生活協同組合連合会との共催企画「~平和のおはなし会~“今を生きる人たち”へ」が行われます。当館のラウンジを使用し、参加は無料です。

10:00~12:00の予定で、第一部と第二部に分かれており、第一部はヒロシマ・ナガサキの被爆体験者の黒川さん、茂木さんから当時の体験をお聞きします。

第二部では、元茨城放送アナウンサー・現あみ大使の加奈さんの朗読会になります。

また、4月14日(日)にはかすみ公民館にて、当館でも調査員として活動していらっしゃる元甲種第14期予科練習生の戸張 礼記さんが講師を務める講演会「過去を知って未来に伝える」が開催される予定です。15:30からの1回講演ですので、これらのイベントも併せて足をお運びくだされば幸いです。