おはなしおさんぽの会ご報告

4月 4th, 2012

喜んだりがっかりしたりを繰り返し

人は自分の心の取り扱い方を学んでゆくのです

 

失望も淋しさも

人間には必要な感情です

 

勇気を出して新しい世界に手を伸ばすのは

「淋しさ」ゆえのこと

 

そうやって人は・・・自分の小さな世界を

赤子のように手を伸ばして

広げてゆくのではないでしょうか

 

(「三月のライオン」 羽海野チカ)

 

みなさんこんにちは。学芸員Wです。

4月になりましたね。

いろんな「新」がはじまって、ドキドキとわくわくと少しの不安が

交じり合って、独特の不思議な雰囲気です。

上のことば、何となく今の時期にぴったりだなと思いましたので、

ご紹介させていただきました。

 

今年度もブログを通じて予科練平和記念館のいろいろを

お伝えてしていきたいと思いますので、

また一年間お付き合いいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

きのう今日と強い風が吹いていますが、みなさんのところは

大丈夫でしたでしょうか。

 

予科練平和記念館の桜も、飛ばされそうになりながらつぼみをふくらませています。

 

 

 

今日は暖かいので、開花がぐっと加速するかもしれません。

 

 

 

さて、先月24日(土)に、絵本の読み聞かせ「おはなしおさんぽの会

&昔の遊びをやってみよう!の会」を行ないました。

 

この日は冷たい雨が降っていましたが、たくさんの方が遊びにきて

くださいました。

 

 

 

大きい絵本はお子さんが大喜びです。

 

 

この日に読んだのは、

『おなべおなべにえたかな?』 こいでやすこ作

『ながーいおはなのブタくん』 キース・フォークナー作

『いのちのまつり ヌチヌグスージ』 草場一壽作

大型絵本『ぼくのくれよん 』 長新太作

の4冊です。

 

どれもとてもいい絵本で、大人が見ても楽しいものです。

解説員Mさんが読んでいるあいだ、お子さんたちは静かに座って、

とってもよく聞いていらっしゃいました。

 

私Wも今回1冊読ませていただきました。

 

たくさんのギャラリー・・・

緊張しましたが、みなさんが一生懸命聞いてくださるのが嬉しくて、

一生懸命読ませていただきました。

 

 

読みきかせの後は、いろんな遊びでみんなで遊びました。

どんぐりこま&どんぐりやじろべえづくりは大人気です。

 

 

おとうさん、おかあさんも熱心に参加なさっています。

つくったやじろべえはおみやげになりました。

 

 

 

 

 

 

お子さんたちの想像力は本当に豊かですね。

 

 

ぬりえをしていた女の子が、私を描いてくれました。

おだんごをのせたような髪型をしていたのを、よく見ていてくれたんですね。

「楽しかったからあげる」と言って、渡してくれました。

 

来てくださった方に楽しんでいただきたいと思っておりましたが、

逆にこちらが楽しませていただき、たくさん元気をいただきました。

ほんとうに、ありがとうございました。

 

次回のおはなしおさんぽの会は、7月7日(土)に行う予定です。

また楽しい企画をしたいと思いますので、ぜひご参加くださいね。

お待ちしております。

 

 

また、純粋に朗読を楽しみたい方のための企画はこちらです。

 

朗読会「加奈の小さなおはなし会」

5月12日(土)13:00~

予科練平和記念館ラウンジ

入場無料

 

元茨城放送アナウンサーで現あみ大使の藤田加奈子さんによる

朗読会です。

大人の方にこそ聴いていただきたいお話を、加奈さんの素敵な声で

お楽しみください。

 

先日Wも加奈さんの朗読会に参加してまいりましたが、胸にしみる

お話を聴かせていただき、思わず涙が出そうになりました。

みなさんにもぜひおすすめします。

耳から広がる物語の世界を、どうぞお楽しみください。