幸い多き一年に。

1月 4th, 2012

 あけましておめでとうございます。

 本年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 本日4日より、予科練平和記念館は平常通りの開館を再開いたしました。これまでに賜りましたご愛顧を、本年も引き続き賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 今日は風も穏やかで、光の暖かさを感じられる日和です。思えば冬至から約2週間が経とうとしています。どれだけ日が長くなっただろうと夕方注意していると、私にはやはり少し日が延びたように感じられます。写真のようにこの朝には未だ人影のないお隣の児童公園ですが、少し延びた昼間をすくい取ろうとばかり、夕暮れまで子どもたちが元気に遊んでいます。「早く帰ろうよ」というお母さんの声も空しい子供の元気さ。子どもは風の子、その姿を見ては明るい希望が常に開かれていることを私は感じます。

 

 ところで「今年はよいことがありますように」と、皆様も神仏にお願いしたでしょうか。今年の初詣で私はその言葉をふと思い出しました。

 よいことがありますように、良い年になりますように…、何があればあるいは起これば皆様にとって「よく」なるでしょうか。

 

 予科練平和記念館にとっては、やはり1人でも多くの方にご来館いただくことが「よいこと」になるでしょう。予科練の歴史、また戦争があったという歴史をよく知ることは、現在に幸せをもたらす大きな力になると言って間違いありません。

 ですから「1人でも多くの方にご来館いただけるように」私たち職員は現実的な課題を1つ1つ丁寧に解決していきたいと考えています。予科練平和記念館には「こうあってほしい」また、「このようなことをやってほしい」などのご要望がありましたら、当記念館ホームページ下段にある「お問い合わせ」からでも、またご来館いただいたときにアンケートでお知らせいただいても、あるいはまた直接職員にご意見を言っていただいても結構です。多くのご意見をお寄せ下さい。

 今年は辰年です。十二支に唯一入っている想像上の生き物「龍」の年です。様々な福をもたらす存在として中国で考え出され、日本にも定着してきました。

 難しく考えず、またのんきに「今年はたくさんよいことに恵まれる」と思い、この一年を走り出しませんか。