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館長挨拶

 昨年度に引き続き、予科練平和記念館館長を務めます小口勝美と申します。よろしくお願いいたします。

 予科練平和記念館は、予科練の歴史や阿見町の戦史の記録を保存・展示するとともに、次の世代に確かに伝え、命の尊さや平和の大切さを考える施設として、平成22年(2010年)2月2日に開館しました。
 これまでに59万人の皆様にご入館いただき、まもなく60万人目の入館者を迎えようとしています。当初は令和2年度中の達成を見込んでいましたが、コロナ禍で休館が長期化したため大幅に遅れ、4月には、入館者累計60万人が達成できそうです。
 これもひとえに、当館を支えていただきました多くの皆様方のおかげと心より感謝申し上げます。
今後も、貴重な歴史遺産を大切に保存し後世に伝えていくとともに、戦争体験者が少なくなる中で、若い世代に実感を持ってもらうための工夫を重ねるなど、更なる地域の歴史と文化の拠点として、命の尊さと平和の大切さを積極的に発信し、運営してまいります。

 さて、昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため休館が長期化し、例年の3分の1以下の87日しか開館できませんでした。そのため、講演会やイベントが中止となり、ご来館を予定いただいていた皆様には、たいへんご迷惑をおかけし申し分けございませんでした。
 いまだコロナ禍の終息が見通せない状況にありますが、ご来館の皆様が、安全に安心してご観覧できるよう感染対策に万全を尽くして、企画展や講演会などを用意して、職員一同心よりお待ちしております。

 なお、ご来館の際には、当館ホームページで、最新情報をご確認いただきますようよろしくお願いいたします。

 

 

 

  令和4年4月

阿見町予科練平和記念館 館長 小口 勝美